“習慣”が“思い出”に変わる、そのときも
人が何かを思い出すとき、それは過去の“習慣”だったりすることが多い。
わたしの場合、小学校にあがるまでの記憶はあまりないのに、家から保育園まで三輪車に乗って母親と通っていたことだけははっきり覚えていたりする。
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煙草の匂い、過去の記憶
私が敬愛してやまないライター、カツセマサヒコさんが5日間に渡る連載小説を公開した。
タイトルは「彼女の匂いがわからない」。
そのシンプルな題名に、心臓の一部がキュッとつままれるような切なさを覚えた。
たった一曲で、過去に引き戻される夜がある
毎週、土曜日の夜。
私と彼は、決まって近くの銭湯に行く。
いつからこれが習慣づいたのかは分からない。
お酒もタバコもギャンブルもしない彼の唯一のストレス発散法が、いつの間にか土曜日の儀式のようになっていた。
「シンプル」を大切にできたなら
毎年この時期になると、髪を明るく染めたくなる。
きっと、そう感じているのは私だけじゃない。
大学の校舎で、電車のホームで、駅前のショッピングモールで。
日常のいたるところで見かける明るい頭髪の多さが、それを証明している。
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