日々のあれそれ

思いついたこと、感じたこと、忘れたくないことを書き留めます。

煙草の匂い、過去の記憶

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私が敬愛してやまないライター、カツセマサヒコさんが5日間に渡る連載小説を公開した。
タイトルは「彼女の匂いがわからない」。
 
そのシンプルな題名に、心臓の一部がキュッとつままれるような切なさを覚えた。

もう寝たい男、まだ話したい女。

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 午後11:30、戦争は静かに幕を開ける。

 

夕飯もお風呂も済ませ、PCでの作業を終えた彼はテレビの前に置いてある任天堂Switchをベッドまで持っていく。

 

スプラトゥーン2」のゲームBGMが、隣の部屋から微かに漏れてきた。

 

これは、一種の合図である。

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たった一曲で、過去に引き戻される夜がある

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毎週、土曜日の夜
私と彼は、決まって近くの銭湯に行く。
 
いつからこれが習慣づいたのかは分からない。
 
お酒もタバコもギャンブルもしない彼の唯一のストレス発散法が、いつの間にか土曜日の儀式のようになっていた。

昨日の夜、彼と喧嘩をした

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題名の通りである。

昨日の夜、彼と喧嘩をしたのだ。

 

原因は単純なもの。

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「シンプル」を大切にできたなら

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毎年この時期になると、髪を明るく染めたくなる。

 

きっと、そう感じているのは私だけじゃない。

 

大学の校舎で、電車のホームで、駅前のショッピングモールで。

日常のいたるところで見かける明るい頭髪の多さが、それを証明している。

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20円で伝える愛だって、あると思う

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子どものころ、不思議に思っていたことがあった。

 

「お母さんは、なぜ20円高いほうの醤油を買うのか」

 

目の前の棚には、黒色の液体が入ったボトルが何本も陳列されている。

同じ「醤油」というジャンルでも、いくつか種類があるようだ。

 

母は、容器の大きさも細さも変わらない2つの醤油を両手に持ち

何かを吟味し始める。

 

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私が、ピアスを開けない理由

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「あすか、ピアス開けてないんだ。意外」

 

大学に入ってから、よく言われるセリフのひとつだった。

どうやら私は「ピアスを開けてそうな女の子」というカテゴリーに自動的に分類されることが多いらしい。

 

右手の親指と人差し指で、髪に隠れた薄い耳たぶを触る。

 

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